「 鎌倉シャツを着て、旅に出よう。」 Presented by神奈川トヨタ自動車
朝の光がゆっくりと枝葉を照らし、じんわりと色を帯びてゆく鎌倉の街。
円熟味を増して愛着のわくこの街を、クラシックカーのようだと表する人もおられるとか。
初代クラウンに乗り、鎌倉のスペシャリティを巡ります。
早朝の風を感じながらパワーチャージへと出かけましょう。
- Chapter 1 心が整う、建長寺で朝まいり
- Chapter 2 自信が持てる、鎌倉生まれの“鎌倉シャツ”
- Chapter 3 ”美味しい”鎌倉旅で、至福の時間
- Special Story 初代クラウンの家族
- back number Gently Drive 鎌倉~歴史ある街には、歴史ある車が良く似合う~
Chapter 1 心が整う、建長寺で朝まいり
県道21号横浜鎌倉線を北上し、鎌倉五山第一位の禅寺「建長寺」を訪れます。
建長寺の由緒は、鎌倉幕府五代執権 北条時頼の時代まで遡り、蘭渓道隆禅師によって建長5(1253)年に開山されました。鎌倉北条とのつながりは、屋根瓦の「三つ鱗紋」に見ることができます。
武家の世から脈々と人々に愛され続ける寺の開門は、朝8時半。少し早めに天下門から車を乗り入れると、山の向こう側から、眩しいほどの陽光が降り注いできました。
寺の入口にあたる「総門」からも覗ける巨大な「三門」の高さは約20メートル。壮大な三門は国重要文化財に指定されています。
施餓鬼会(せがきえ)の頃、梶原景時の霊が騎馬武者姿で現れたという逸話が残るのも納得の迫力で、雄々しく構えながらも、どこか大らかさを感じさせます。
「建長寺は、禅をまなぶすべての人に開け放たれている。この境内には人を差別しない清風が、いつも吹いている」とは、開祖の言葉。
朝の心地よい風に吹かれていると、日々の迷いや不安も失せていくようです。
人の世の栄枯盛衰を見守り続けてきた国宝「梵鐘」や、樹齢760年、開祖の手植えと伝えられる「ビャクシン」をゆっくりと眺めたら、寺のご本尊 地蔵菩薩におまいりを。
この地に足を運び、先人と同様にまた新たな歴史を紡ぐ。ご本尊に背中を押されながら、そんな一員に自分がなれた気がします。
※取材のため、特別に許可をいただき撮影しています。
一番奥は、座禅や写経などの体験ができる方丈です。 (※体験実施日は要確認)
この方丈の正門に位置するのが金色に光る唐門(=写真)。
この唐門は、江戸幕府二代将軍 徳川秀忠の正室(お江の方/崇源院)の霊屋の門としてあったもので、正保4(1647)年に東京・芝の増上寺から霊屋とともに移築されたそう(霊屋は現在、仏殿としてご本尊を安置)。
平成23(2011)年に解体修理が施され、往時の姿ほぼそのままに再現されました。手間を惜しまずその価値を磨き続け、後世に継承すること。
クラシックカーを所有する喜びは、この煌びやかな唐門を再現した有志の方々の気持ちと似ているのかもしれません。両者の美しい共演に感嘆の声が聞こえてきそうです。
建長寺で悠久の歴史にパワーをいただいたら、武士の甲冑ならぬ、現代の勝負服を手に入れに、「メーカーズシャツ鎌倉」(本店)へ向かいましょう。
Chapter 2 自信が持てる、鎌倉生まれの“鎌倉シャツ”
“鎌倉シャツ”という愛称で親しまれている店があります。
「メーカーズシャツ鎌倉」です。
本店は、鶴岡八幡宮からすぐ。
ブルーのフラッグがはためく爽やかな白い洋館の前では、愛らしい初代クラウンも、よそ行きで澄ました顔して見えますよね。
「世界で活躍するビジネスパーソンを鎌倉から応援する」をモットーに約30年前、夫婦ふたりで開業した店は、今や日本全国のみならず、海外にも出店する実力店に成長を遂げています。
人気の理由は、「Made in Japan」の “着心地の良さ”。
綿やリネンの天然素材に、丁寧な縫製技術。肌に触れる裏側の “巻き伏せ本縫い”や、静かに光る貝のボタンなどにも、シャツに込めた想いとこだわりが感じられます。
店員さんに「自分に自信がつくシャツが欲しい」と相談すると、200番手、300番手のシャツをおすすめしてくれました。
より細い糸で織られたシャツは、光沢、着心地ともに極上で、店員さん自身も、「ここぞという時にはコレ!」と推します。
身体にフィットする、自分サイズの鎌倉シャツを手に入れたら、かなり気分が上がっている自分に気がつきました。
そろそろ鎌倉の街も賑わい始めたようです。
さぁ、次は初代クラウンと、どこへ行きましょうか。
Chapter 3 ”美味しい”鎌倉旅で、至福の時間
極上の旅には、”美味しいもの”が不可欠です。
至福の時間を演出してくれるお店を厳選しました。
ホッとできる時間、安らぎの時間を満喫してみてはいかがでしょう。
建長寺発祥のけんちん汁に舌鼓―北鎌倉「点心庵」
建長寺に隣接する隠れ家的お店。鎌倉作家の作品を展示するギャラリーや坐禅堂を併設しているのでゆっくりと北鎌倉で過ごしたい人にもお薦め。名物は「伝承 建長汁」。発祥といわれる建長寺に直接調理法の指導を受けた、公認のけんちん汁は是非味わいたい。また、建長寺で採蜜した鎌倉はちみつを使った「湘南野菜の鎌倉はちみつカレー」や「鎌倉はちみつプリン」も絶品です。
店名 | 点心庵 |
住所 | 鎌倉市山ノ内7 |
TEL | 0467-55-9350 |
営業時間 |
11:00~16:00(L.O.15:00) |
休み | 月曜日(祝日の時は翌火曜日) |
駐車場 | なし(付近にコインPあり) |
昭和レトロな雰囲気を今に伝える喫茶の名店―小町「イワタコーヒー」
1945年に創業して以来、地元や旅行者の憩いの場として有名な喫茶の名店。王道のホットケーキはもちろん、ミルクセーキ、クリームソーダ、プリンアラモード…と昭和世代が子供のころにあこがれたデザートやドリンク類に心が躍ります。正統派の喫茶店の風情を今に残しながら、ゆるやかに流れる鎌倉時間を満喫する―こんな贅沢はありません。
店名 | イワタコーヒー |
住所 | 鎌倉市小町1-5-7 |
TEL | 0467-22-2689 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
休み | 火曜、第二水曜(不定休あり) |
自家製天然酵母にこだわったパン屋さん―御成町「KIBIYAベーカリー」
鎌倉駅西口の御成商店街。鎌倉駅から南に向かい徒歩5分、路地裏に木彫りの猫の看板を見つけたら、知る人ぞ知るパンの名店「KIBIYAベーカリー」(本店)です。自然酵母による素朴な味わいが特徴で、食べた後に少し酸味を感じるのがくせになります。特に、ドライフルーツ系のハードパンはフルーツの甘みが生地に染みわたり、とても美味。本当は教えたくない、でもちょっぴり教えたくなる地元御用達のパン屋さんです。
店名 | KIBIYAベーカリー |
住所 | 鎌倉市御成町5-34 |
TEL | 0467-22-1862 |
営業時間 | 10:00 ~ 18:00 |
休み | 水曜日 |
駐車場 | 付近にコインPあり |
ほか店舗 | ・段葛売店 Come Va?(鎌倉市小町2-13-1) ・手広工房(鎌倉市梶原307) |
”稲村ヶ崎×江ノ島”が見渡せる絶景イタリアン―七里ヶ浜「Amalfi DELLASERA」
七里ガ浜の高台に建つAmalfi DELLASERAは、景勝地「稲村ヶ崎」から「江ノ島」までを一望できる特別な空間が広がります。海を眺め、潮風を感じながら食べるイタリアンは格別。地産地消の魚介類、シェフご自慢のパスタ、ピッツア…どれも味わいたいという方は予約をしてコースをご堪能あれ。プライスレスな極上の時をお過ごしください。
店名 | Amalfi DELLASERA(アマルフィイ デラセーラ) |
住所 | 鎌倉市七里ガ浜1-5-10 |
TEL | 0467-32-2001 |
営業時間 | [平日] 11:00~22:00 [土曜・日曜・祝日] 10:30~22:00 |
休み | 元旦を除き年中無休 |
駐車場 | あり 詳細はHPより<外部リンク> |
近隣店舗 | ・イタリアン「Ristorante Amalfi」(鎌倉市七里ガ浜 1-4) ・和食「浜料理 あら珠」(鎌倉市七里ガ浜1-3-18) ・鉄板焼き 七里ガ浜(鎌倉市七里ガ浜1-4-3) |
今回、鎌倉を一緒にめぐった初代クラウンの愛称は「ひゃくばん」。
オーナ一家族は、車のナンバーから、親しみを込めてこう呼んでいたそうです。
純国産乗用車として初代クラウン(トヨペット・クラウン)が誕生するのは昭和30年(1955)のこと。当時は一台一台手作りで、家一軒買えるほど高価だったといいます。
店頭に飾られた、この車に一目惚れしたオーナーは、家族の力を借り、やっとひゃくばんを手に入れます。それは、時代を越えて続く、“人とクルマの物語”の始まりでした。
その後オーナーの相棒は、生涯ひゃくばんだけ。日常の中にいつもいる、家族の一員のようでした。
約60年が過ぎた春。
オーナーは、事あるごとに訪れていた神奈川トヨタから、“会社の75周年記念事業”の一環として、「ひゃくばんのショールーム展示」をお願いされました。
老齢に差し掛かり「大事にしてきたひゃくばんを、多くの人にも見てもらいたい」と考え始めていたオーナー。快諾後に、普段は口数の少ない彼がぽつりと一言。
「神宮外苑で行われる、トヨタ博物館主催のクラシックカー・フェスティバルに、このクラウンと参加してみたいのです」
それは毎年秋に開催される、クラシックカーのイベント参加への意気込みでした。
それを聞いた当時の担当者。
まるで自分の父の願いを叶えるべく、さまざまな手続きを引き受けます。
実は担当者の父も、かつて初代クラウンに乗っていたのだそう。
となると、この縁を引き寄せたのは、もしかしたら、ひゃくばん自身なのかもしれませんね。
その秋に開催されたフェスティバル。
小雨降る神宮外苑の人だかりの中心には、ひゃくばんと微笑むオーナーの姿があったそうです。
フェスティバルの翌年。
体調を崩され帰らぬ人となってしまったオーナーが、最後にひゃくばんを託したのは、やはり懇意の神奈川トヨタでした。
以降ひゃくばんは、「一人でも多くの人に見てもらいたい」という、亡きオーナーの願いを乗せて、車検を続けながら、今も走り続けています。
いつの時代も⾊褪せない格好よさ。
威厳を持って漆⿊に輝くこの車は、歴史を守りつつ、新しさを生み出し続ける鎌倉のように、軽やかにこれからも、縁を繋いでいくことでしょう。
あなたの相棒である、お車の相談はもちろん、ドライブ中にお気づきのことがありましたら、神奈川トヨタが展開する「トヨタモビリティ神奈川」へ気軽にお⽴ち寄りください。
新たなご縁を心よりお待ちしております。
― 神奈川トヨタ自動車株式会社 ー
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