覚園寺で北条義時公の「お位牌開眼法要」
鎌倉市二階堂の覚園寺で2022年6月13日、北条義時公の「お位牌開眼法要」が営まれました。位牌は、伝統鎌倉彫事業協同組合の職人により造られたもの。魂が宿り、覚園寺の新たなお宝として安置されました。
寺の縁起書や吾妻鏡によると、二代執権で、大河ドラマの主人公である北条義時公造立の大倉薬師堂が起源となっている覚園寺。義時公の功績を後世に残したいと仲田順昌住職が願い、799回目の命日にあわせて開眼供養を行ったそうです。
仲田住職は「お位牌が鎌倉時代に想いを馳せ、人々の心をつなぐひとつとなり、未来永劫その時代、その瞬間を生きる我々に『一生懸命』の勇気と元気、そして知恵を与え続けることを願います」と話しています。
覚園寺では、吾妻鏡に記された北条義時公に生命の危機を告げた白い犬の御守「伐折羅(ばさら)大将(戌神将)」もあります。「災難除け」「初志貫徹」にご利益があるそうです。