苔を堪能できるお寺のいいコト
最近、ガラスの器で苔を育てる苔テラリウムが話題になっていますが、
今回は「苔寺」の紹介。
苔寺として全国的に知られているのは京都の西芳寺ですが、
鎌倉にも苔が見事なお寺があることを知っていますか?
大町にある日蓮宗の妙法寺(みょうほうじ)です。
鮮やかな苔の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
苔の石段は境内奥の金剛力士が祀られた仁王門の先にあります。
苔の石段は立入禁止ですが、右側に法華堂へと続く石段があります。
苔の石段は下から見上げるよりも、
上から見下ろした方が綺麗に見えるとも言われています。
妙法寺は一年を通じて苔が生えた石段の緑々しさが魅力ですが、
静かな境内には複数の堂塔やお墓が祀られていて充実した時間を過ごせます。
妙法寺はこんなお寺です
鎌倉時代に日蓮が鎌倉で布教を行うために建てた草庵が、鎌倉の僧・武士によって焼き打ちされました。日蓮四大法難の一つ「松葉ヶ谷法難」と言われています。その草庵跡に日蓮が建てた法華堂が本圀寺で、本圀寺が室町時代に京都へ移されたあと、1357年(延文2)日叡が父・護良親王の菩提を弔うために寺を再興したのが妙法寺の起こりと云われています。境内には美しい苔の石段があることから、「苔寺」とも言われます。
妙法寺
住所 : 鎌倉市大町4-7-4
電話番号 : 0467-22-5813
拝観料 : 中学生以上300円 小学生200円
拝観時間 : 午前9時30分から午後4時:30分
※12月第2週から3月中旬、7月第2週~9月中旬の期間は、土・日・祝のみの拝観となります。
行き方 : 妙法寺は狭い路地を入ったところにあるため、徒歩やバス利用するのがお薦めです。妙法寺には専用の駐車場はありません。
(徒歩の場合)
JR鎌倉駅東口から徒歩約15分
(バスの場合)
JR鎌倉駅東口3番バス乗り場から京浜急行バス「名越経由逗子駅」「緑ヶ丘入口」行きに乗車し、バス停「名越」で下車徒歩約3分