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【モデルコース】里の信仰と清流を訪ねる


2コース:杉本寺から朝夷奈切通へ

鎌倉から横浜・六浦に抜ける金沢街道。
滑川に沿ってつづく道に、
味わい深い寺々を訪ねてみましょう。

市内最古の寺・杉本寺は
坂東三十三観音霊場の第1番の札所。
境内の隅にある苔むした無数の五輪塔は
いかにも霊場らしい佇まいです。

 

杉本寺の画像
杉本寺

 

寺の名は、その昔、本堂が焼失した折、
本尊十一面観音が一人で
大きな杉の根元に避難した
という微笑ましいエピソードに由来ます。

 

報国寺の画像
報国寺

 

報国寺に参拝したら、竹の庭を眺めながら
抹茶を味わいひと息きましょう。

 

浄妙寺喜泉庵の画像
浄妙寺喜泉庵

 

鎌倉五山第五位・浄妙寺でも
茶室「喜泉庵」で抹茶が味わえます。

喜泉庵は天正年間にあったものですが、
平成3年に復興されました。

美しい枯山水庭園を眺めて味わう茶の味は
格別です。

 

街道をさらに進むと光触寺。
境内の隅に祀られている
表情もおぼろげな地蔵さんが塩嘗地蔵です。

その昔、六浦の塩売りが鎌倉に入る際
塩を供えたが帰りにはなぜか無くなっている。
それは地蔵さんがなめたから
というのが塩嘗地蔵の名の由来です。

今も供えられている塩が、
人びとのあつい信仰心を語っています。

 

朝夷奈切通しの画像
朝夷奈切通し

 

足に自信があるならば、十二所神社を経て
朝夷奈切通しを目指すのもおすすめです。

朝夷奈切通しは
和田義盛の三男・快男児朝夷奈三郎義秀が
一晩で切り開いたという言い伝えのある
鎌倉七口のひとつです。

途中には梶原景時が
血塗られた刀を洗ったとされる
鎌倉五名水のひとつ「梶原太刀洗い水」、
切通しへの道の入口には
野趣あふれる滝などが見られます。

自然豊かな鎌倉の“もうひとつの素顔”を
かいま見ることができるコースです。